
旅行中にローカルバスで移動してみたいけど、どのように乗るのかな?



ベトナムホーチミン(海外)で路線バスに乗るのってハードルが高そう。。
旅行者にとっても、在住者にとっても乗れると移動範囲がぐーんと広がる路線バス!
今回は、ベトナムホーチミンの「路線バスの乗り方」をまとめていきます。



こんにちは!ベトナムホーチミン在住のtsuです。私はたまに外出で路線バスを利用していますが、アプリを使うことで想像の100倍簡単に路線バス移動できます。価格も安いので、とってもおすすめです♪
この記事で分かること
- 路線バス移動をおすすめする理由について
- 「BusMap」アプリの初期設定および使い方について
- ベトナム・ホーチミンの路線バス「乗車」から「降車」まで
ベトナム・ホーチミン移動「路線バス」おすすめポイント
乗り方を紹介する前に…
実際に路線バスを利用している筆者目線で、路線バス移動のおすすめポイントを書き出してみました!
1.とにかく安い
ベトナムの路線バスはとにかく安いです!
路線によって運賃は違いますが、市内中心部の移動なら、6,000ドン〜7,000ドン(約38円〜44円くらい)と破格の値段です!しかも、同価格で路線上のどこまでも行けます。
1ドン=0.0063円で計算(2024.6.25時点)
これから紹介する「BusMap」アプリを使えば価格も明瞭なのでぼったくりの心配もありません。
2.安全性が高い
一番怖いのが交通事故。タクシーやバイクタクシー(Grab含む)はドライバーの運転技術やモラルに安全性が左右されます。特にバイクタクシーの運転荒めドライバーは本当に怖いです。実際に某配車サービスのバイクがお客さんを乗せて接触転倒している姿を見たこともあります…また、タクシー会社を間違えたり、悪いドライバーに捕まるとぼったくられることも。その点、バスは公共交通機関ということもあり、危険性が低いです。
さらに、ベトナムの交通ルールは、「歩行者優先」ではなく「車優先」です。交通ルールのパワーバランスで言うならばこんな感じ↓
「人(徒歩)」<「バイク」<「車」<「バス(大型車)」
ベトナム交通ルール最強の「バス」での移動はある意味安全性が高いと言えるかも。
3.ベトナムのローカルな景色を堪能できる
路線バスに乗ると、普段通らないような道を通ることができ、ベトナムの新しい魅力を発見できます!
また、タクシーやバイクタクシーより視線が高くなるので、いつもの道でも見え方が違うのが面白い。
風景を見るのが好きな方にとっては最高です。
〜余談〜路線バス乗車を引き合いにバイタク客引きを回避!
しつこいバイクタクシーの客引きには「バスに乗るところだ!」と伝えるとすぐ諦める
ホーチミンの中心地(観光拠点)に行くと、バイクタクシーの客引きが多いです。
意外としつこい+日本語を話す方が多いので、お断りするのが大変。
そんな時に、「バスに乗るところです!」「バスで移動しています!」と答えると、結構すぐに諦めてくれることに気づきました。(人によるかもしれませんが…笑)
「安い乗り物(バス)で移動しているなら、バイクタクシーは乗らないだろう」と思っているのか、「地元民」と思われているのか真相は定かではありませんが、試してみる価値はあるかも(笑)
バスに乗る前に!「BusMap」アプリのダウンロード&設定
それでは、ホーチミンでバスに乗る際に欠かせない路線バスの乗換案内アプリ「BusMap」をダウンロードしましょう。


このアプリを利用すると、「最寄りのバス停」「乗るべきバスの系統番号」「バス到着時刻」「目的地までの所要時間」「料金」など、バス乗車の際に必要な情報が丸っとわかります。さらに日本語対応あり!
ダウンロード後、アプリを起動すると「BusMap」に位置情報を許可しますか?と出るので、「アプリ起動中は許可する」を選択しておきましょう。
①言語は「日本語」を選択。


②ログインする。
(路線バス利用のみなら、ログインをスキップするを選択しても問題ありません。)


③「開始」を選択。


④利用地域「ホーチミン」を選択。
2024年6月現在、ベトナム主要都8都市で利用可能です。


アプリを使ったホーチミン「路線バス」乗車〜降車する流れを解説
今回はビンタイン区「UCC COFFEE ROASTERY(日本人も多く住んでいる高層コンドミニアム複合地域内のカフェ)」から1区「ベンタイン市場」まで行った時のルートで解説していきます。


↓この約4kmのルートを路線バスで行ってみるよ
1.アプリで目的地検索
①アプリを開き、トップページの「場所を検索」をクリック。


②こちらの画面に切り替わるので、目的地を入力。
今回はベンタイン市場に行くので「Chợ Bến Thành(ベトナム語)」で検索。
すると、検索結果の欄に候補が出てくるので、施設名や住所が合っているものをクリック。
※目的地は、Googleマップなどで「ベトナム語」や「英語」の施設名or住所を調べて入力・検索するとヒットします。


③現在地から目的地までを直線距離で結ぶ地図が出てくるので、問題なければ「検索」をクリック。
※現在地が表示されるには、必ず位置情報がONになっている必要があります!
※出発地は現在地ではなく入力して変更することも可能です。
画像は、現在地表示ではなく「UCC Coffee Roastery」で入力してみたものです。青い点で表示されているGPS(現在地)と黒い点で表示されている出発地「UCC」がピッタリ一致し重なっている状態。


④こちらの画面に飛び、「最寄りのバス停」や「乗るべきバスの系統番号」の検索ができました。この検索結果から、乗りたいバスを選択していきます。
※何候補かルートが出てくるので、私は普段「現在地から一番近いバス停」で「乗り換えのないルート」を選択しています。


⑤今回は一番上に表示されている「56番」の路線バスに乗車したいので、表示をクリック。
【乗車バス】
- 56番バス
- バス停まで265m
- バス乗車距離4.1k
- 料金7,000ドン
- 所要時間14分


⑥バス停の場所、路線バスのルート、目的地までに通過するバス停などのチェックができる画面に飛びます。
この情報を元に、実際にバスに乗っていきます!




2.バス停に移動
「BusMap」アプリの地図を元にバス停まで移動します。
ベトナムホーチミンのバス停には、バスの絵が載っている青色の看板が設置されています。
※下の写真は今回乗車したバス停ではありませんが参考までに。


3.バス乗車
バス停に着いたら、アプリのバス到着時刻を元に待機しましょう。
ちなみに、バス到着時刻の精度はかなり高く、ほぼ書いている時間通りにバスが来ます。
各路線バスには、前方・後方・サイドにバスの系統番号が表示されています。
クリックするとズームになるよ!




ここからはめちゃくちゃ原始的なのですが、
自分の乗りたい系統番号(今回は56番)の路線バスを見つけたら、
手を高く上げ、
「乗リマースーーー!!!」とアピール。


ちゃんとアピールしないと、バスは通りすぎていきます。
バスの運転手さんが気づいてくれたら、バス停に寄せて走ってきます。
扉が開いたら素早く乗り込みましょう!
女性やお年寄りがいる場合は止まってくれることもありますが、日本のバスのようにピタッとは止まりません…乗り込む際は十分注意しましょう!
無事乗車したあとは、空いている席に座りましょう。


4.料金の支払い
料金は前払い制です。
バスに乗り込むと、料金回収のおじさん(おばさん)が席までやってくるので、そこでお金を渡し、チケットと交換してもらいます。
今回乗車した「56」番バスは、アプリの金額通り7,000ドンのお支払いでした。


路線バスに乗る際は、事前に小さい額のお金の準備をしておきましょう!
5.乗車中はアプリで現在地チェック可能
乗車中もアプリを見れば、現在地を把握することができます。
※GPSがONになっている必要があります。


降車するバス停までの道のりが不安な方は、アプリを開いておくと良いと思います。
6.バス降車
どのタイミングで“降りますアピール”をするかも、アプリを開いておけば分かりやすいです。


アプリの地図を見て、目的地の1つ前のバス停を過ぎたら、ブザーを鳴らして降りることを伝えます。
※ブザーがついていない路線バスもあります。その際は、料金回収のおじちゃんやおばちゃんに翻訳のアプリを使って「次降ります」伝えています。
※ちなみに、ベトナムの方は「ghé trạm(ゲー チャム)/バス停に近づいてください」と言って降りているみたいです。覚えておくと便利!
降りることを伝えたら、バス中央、もしくは後方にあるバス降車ドアの前でバス停に着くまで待機します。(バス走行中に立ち歩いてもOKです。)
バス停に着き扉が開いたら、さっと降ります。


乗る時同様、日本のバスのようにピタッとは止まりません…降りる際は素早く、転ばないように注意しましょう!


最後に
ベトナムホーチミンの路線バスは、「BusMap」というアプリを使うと想像の100倍簡単に乗れます。
価格も安く、市内の移動にとってもおすすめです。
ご興味がある方は、アプリをダウンロード、ぜひ利用してみてください^^