こんにちは、tsuです。
駐在妻は働けるのか?
はい!働こうと思えば働けます!
でも、私は現在専業主婦(職なし)です。
今回は、ベトナムでも働きたい!そう思っていた私の転職活動についてまとめます。
駐在妻でも働きたい!
駐在妻になったら、優雅な専業主婦生活でしょ?楽しそう!
そう思う方多い気がします。自由で華がある感じ。
でも、実際に結婚するまで働いていた女性が、仕事を辞めて、海外に引っ越して、専業主婦になるってどうなんだろう?
最初は楽しいかもしれないけれど、なんだか暇な時間が増えれば増えるほど、要らぬことを考えて病みそう。。旦那さんの給料におんぶにだっこ状態って、対等じゃない気がして肩身が狭くなりそう。。
こんな風に不安な気持ちになったりもします。
一方で、趣味が多かったり、英語学習など自分磨きができる方は、空いた時間の使い方が上手で、充実した生活ができると思います。(後々それがビジネスになったり。)
私の場合、専業主婦に憧れはなく、結婚しても共働きが当たり前と考えていました。ベトナムに住んだら、メイドさんもいるし、家事の時間も少なくなるはず。空いた時間を持て余すくらいなら、その時間はお金を稼ぎたい。「よし、ベトナムでも働こう!」と考えていました。
- 夫婦共働きにより収入UP
- 主婦になったときの隙間時間を持て余すという不安がない
- 自分も収入があれば、ほしい物を躊躇なく買え、肩身が狭くない
- 海外生活というはじめての環境下でも働いて人脈ができれば楽しめそう
そこで、結婚が決まってからベトナム出発までの間に、転職活動に挑戦しました。
駐在妻が海外(ベトナム)で働くために考えたこと3つ
では、ベトナムで働くためにはどんな方法があるのでしょうか?
私が考えた方法は3つ。
- 今勤めている会社で、リモートワークに切り換えて働き続けられないか?(ダメ元)
- 日本でリモートワーク可の会社に転職後、「帯同ビザ」で越境リモートワークをする!
- 「就労ビザ」をとって現地で働く!
どれか実現できないかな?転職活動やってみよう!
転職活動|①現職でリモートワークは可能か?
結論:人によって可能と考えます。
- 勤め先の許可、就労ビザ発行が行われれば実現可能。
- 帯同する国・行う仕事内容によっては、時差の壁がある。
私の場合、上司に相談してみましたができませんでした。そもそも勤務部署はリモートワークができる環境ではなかったので。。(汗)
しかしながら、コロナウイルスの影響でリモートワークが増えていますし、お勤めの会社によっては運良く夫の駐在先に支社がある!という方もいるかと思います。そのような方はぜひ会社に相談してみてください。
また、可能な場合にネックとなるのが「時差」です。ベトナムと日本の時差は2時間なので大丈夫そうですが、その他の国ではリモートワークをする上で大きな壁になるので忘れず確認してくださいね。
転職活動|②「帯同ビザ」でベトナムから越境リモートワークは可能か?
結論:できるっちゃできる。ただ、税務面等の手続きの難しさ等から、私はグレーゾーンと考えます!
- 「ベトナムに支店のない日本企業で、ベトナム駐在妻が日本企業の仕事を越境リモートワークをすることに、家族帯同ビザによる制限はない」模様。
- 海外在住応募可求人は業種が絞られるため、経験値が必要。(IT系・ハイスペック求人が多い。)
- 業務委託の場合、税務処理は個人で行う必要が出てくる。(住民票を日本に残しているかによって、日本かベトナムか納税先の問題が発生。ベトナムに納税する場合はベトナム語での申請書記入等の壁がある。)
- 扶養に入っている場合、労働時間や収入の縛りを気にする必要がある。
- 夫の会社が妻の労働を禁止していることもある。
詳細はこちらのURLが分かりやすかったので、皆さんも見てみてくださいね。
越境リモートワークの注意点~家族帯同で配偶者がベトナムで仕事を続けるには~|I-GLOCALより
【!必見!】ベトナムに住みながら日本の仕事をリモートワークできるのか?ビザや確定申告についても解説|WALKERS(ウォーカーズ)より
上記の内容を念頭に。私は、個人に税務処理の負担がある業務委託系は一度視野から外し、(業務委託のお仕事なら、ベトナムに引っ越ししてからでもチャレンジできると考えました。)なるべく正社員・契約社員・もしくは派遣社員として働く方向で転職活動を行いました。
【日本企業転職活動時に登録したもの】
・indeed
・Green(グリー)
・栄養士関連の求人が多い専門サイト数種
・求人ボックス
・はたらこねっと
・テンプスタッフの派遣
エージェントを付けて求人を探す方法もありますが、今回は「管理栄養士の資格を活かした仕事を探したい」「海外からのフルリモートがしたい」と、かなり求人の幅が狭まっているので利用しませんでした。
私の求める業種(栄養士関連)のリモートワーク求人が検索しやすく、掲載も多かったのがindeedです。一番使いました。しかしながら、フルリモート可の求人については、基本的には海外在住者は対象外のものが圧倒的に多いです。(日本国内在住者に限ると記載がなくても、多くは海外在住は採用対象外でした。)
何件か応募した中で、唯一最終面接までたどり着いた栄養士関連のリモートワークの求人も、海外在住予定がネックとなり採用に至りませんでした。
派遣については、リモートワークの求人はあるが、基本的に国内在住者に限るとのこと。そのため、応募に至ることはありませんでした。
ちなみに、転職活動中に知り合ったキャリアコンサルタントの方に聞いたお話。
とある企業にて、越境リモートワークを許可していた社員が1名いたそうです。どういう経緯かはわかりませんが社員の滞在国に勤務者がいることが知られてしまい、その国の指示で支店を作らなくてはならなくなってしまったとか(どこの国かは不明)。結果、社員1人の為に大きなお金が動いてしまった。。
なんてトラブル事案もあるみたいです。会社にっとては、越境リモートワーク者の採用はハイリスクなんですね。。
逆に考えると、そこまでして採用したい人=かなりハイスペックと考えられます。
結局、1か月ほどで、越境リモートワーク(正社員・契約社員・もしくは派遣社員)を見据えての転職活動は断念するのでした。
転職活動|③「就労ビザ」をとって現地で働くことは可能か?
結論:可能です!ただ、低スペック妻にはハードルが高かった!
- ベトナムで外国人が働く場合には、「就労ビザ」と「労働許可証(ワークパミット」が必要。(ベトナム人と結婚した日本人は対象外で働けるみたいです。)
この「労働許可証(ワークパミット)」を取得するための条件が厳しい
「労働許可証(ワークパミット)を取得するには、まず、18歳以上、健康状態が良好、ベトナム国内外で犯罪歴がないことが前置き。その上で、「管理職」「業務執行者(代表取締役)」「専門家」「技術者」のどれかに該当する人になります。
※取得のための条件などは頻繁に変わるので、転職活動をされる方は、現地の専門家に最新情報を確認することをお勧めします!
参考にしたURLはこちら↓です。
「外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用|ジェトロ(日本貿易振興機構)」より
これらを踏まえた上で、ベトナムでの就労を目指し、転職活動スタートです。
【ベトナム現地の日系企業転職活動時に登録したもの】
・リーラコーエンベトナム
私の場合、大卒ではないため、もしワークパミットを取得したければ、「技術者」に該当する人物として仕事を探す必要があるそうです。
- 技術またはその他の専門分野について最低1年間以上の教育を受け、かつ、その専門分野において少なくとも3年の実務経験を有する者。
- または、ベトナムで就労予定の職位に適合する業務に従事した少なくとも5年の実務経験を有する者。
条件を私に当てはめるとこうなります。
- 栄養士として3年以上日本で働いていた実務経験から、栄養士としてベトナムで働くことができます。
- 栄養士の資格を活かして食に関わる仕事に5年以上従事した経験から、食に関わる仕事を探して働くことができます。無理やり感はありますが。。
やった!栄養士として働けるかも!と思ったのも束の間、英語力・ベトナム語力0の私が「語学力なし」でも働ける栄養士や食に関わるお仕事があるのでしょうか。。
ベトナムで居住する予定の地域付近で、栄養士・管理栄養士の求人が出ることはほとんどないそうです。(年に1回出るのも見たことないレベルとか。)また、日系企業で食に関わるお仕事と言えば、日本人街レストランなどの店長や管理業務が多いそうですが、そのほとんどが土日出勤で、夜遅い時間の勤務になるといった条件です。
そのような条件でもベトナムで働きたいか?働くべきなのか?
夫と相談した結果、「就労ビザ」をとって現地で働くことは断念するのでした。
まとめ
今回は私の転職活動についてまとめました。
結局仕事は見つからず、現在専業主婦ですが、駐在妻でも「仕事をしようと思えばできる」とわかりました。しかしながら、正社員で越境リモートワークをしたり、就労ビザを取得してベトナムで働くにはハイスペックである必要があると痛感たのも事実です。
正社員にこだわらなければ、リモートワークの幅も増えていますしチャンスはたくさんあると思います。今後、業務委託などで日本の企業のお仕事をしてみたいとも考えています。収入を得た後の、税務処理が難しそうですが。。
お仕事を退職後、今は働けないけど日本に帰ったら働きたいと考えている方。
こちら↓も参考になるかと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。