海外から日本へ里帰り出産|いつ帰る?帰るまでの妊婦健診ってどうなるの?母子手帳は?準備する書類って何?

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海外から日本へ里帰り出産|いつ帰る?帰るまでの妊婦健診ってどうなるの?母子手帳は?準備する書類って何?
A子

海外で妊娠したけど、出産は日本でしたいな。

B子

妊娠中に飛行機に乗るのが不安。日本で出産する場合、皆んなはいつ頃帰国しているんだろう?そして、何を準備するんだろう?

まず、海外でご懐妊された方、本当におめでとうございます✨

喜びと同時に、海外生活では上記のような不安が押し寄せてきますよね。

tsu

ベトナムホーチミン在住のtsuです。

筆者も海外生活中に第一子を授かり、初めての体験で考えることが多く不安でいっぱいでした。

そこでこの記事では・・

海外(ベトナム)→日本へ里帰り出産にあたり、筆者が実際に感じた疑問・準備したことを中心にまとめてみました。

この記事を読んでわかること

  • いつ頃日本に帰ったの?
  • (日本に帰るまで)ベトナムでの妊婦健診で把握しておきたいあれこれ
  • ベトナムで母子手帳はもらえたか?
  • 事前にどんな準備をした?(必要書類は?)
目次

ベトナム→日本への里帰り出産、いつまでに帰るべき?

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tsu

筆者は、妊娠7ヶ月の時にベトナムから日本へ帰国しました。

夫が付き添いできる期間や、飛行機に乗れる週数などを確認し、総合的に判断しました。

主に重視したのは下記①②③です。

①出産する日本の病院の最終受診週数をチェックして決める

筆者が出産した日本の産院では、遅くても34週(妊娠9ヶ月)の健診から受けられるように里帰りしてくださいとの指示がありました。

出産ギリギリでも大丈夫なんだなーとは思いましたが、飛行機や新幹線を乗り継いで10時間近く移動があるため、お腹が大きくなりすぎるギリギリの帰国は避けるようにしました。

産院によってはもっと早い受診をお願いしている場合もありますので、里帰り出産を決めたら早めに出産する産院を決めて確認することをおすすめします!

②利用する飛行機会社の搭乗週数をチェックして決める

筆者は、ANAでベトナムから日本に帰国しました。

ANAの場合、

  • 出産予定日を含め14日以内:「診断書」の提出および「医師の同伴」が必要。
  • 出産予定日を含め15日以上28日以内:「診断書」の提出が必要。
  • 出産予定日29日より前:特に準備する物はなし。

「診断書」は、搭乗の7日以内(搭乗日を含めて)に発行された「航空旅行が行われるにあたり、健康上支障がない」という内容を医師が明記したものです。(診断書はANA所定の様式以外でもOK。)

詳しくはANAのホームページをチェックANA|妊娠中のお客様 (国際線)

※記事掲載時の情報です。

筆者の場合、妊娠7ヶ月(出産まで29日以上あった)なので本来「診断書」は不要でしたが、念のためベトナムの産院から最終健診後に「診断書」を作成してもらい、飛行機搭乗時に持っていました。(結果、使用はしていません。)

その他、ベトナムからの里帰り出産で利用できそうな主要航空会社の対応はホームページを確認してみてくださいね!

③付添人がいるかいないか確認して決める

筆者の場合、夫に付き添ってもらいベトナムから日本へ帰国しました。

夫が付き添ってくれたおかげで、移動中の不安がかなり軽減されました。

帰国のタイミングは妊娠7ヶ月でしたが、長時間歩いたり座ったりするとお腹が張りやすく、荷物の持ち運びも大変なので、付添人がいるかいないかは、移動にかなりの影響があると感じました。

付添人がいなく、妊婦さんお一人での帰国という場合には、ANAのサービスが充実しているようなので、事前申し込みをしておくと良さそうです。ANA|妊娠中のお客様 (国際線)

ベトナムで妊婦健診を受ける上で把握しておきたいあれこれ

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ベトナムホーチミンでの病院選び

海外で妊婦健診や出産を迎える場合、情報が少ないので病院選びは結構悩みます!

「駐在中のお友達が実際に出産した!」「妊娠以外の理由で受診したことがある病院」など、情報があればそちらを優先させるのがいいかもしれません。

2025年現在、外国人(日本人)がベトナムホーチミンで妊婦健診や出産するにあたり、利便性が良い病院は主に5つかと思います。

  • FV Hospital (FV病院)
  • HANH PHUC HOSPITAL (ハンフック病院)
  • VINMEC International Hospital (ビンメック国際病院)
  • American International Hospital (AIH)
  • Family Medical Practice(ファミリーメディカルプラクティス)※日本人女医対応(2025年時点)/妊婦健診のみ/出産は不可

筆者は、里帰りまでの期間「ビンメック国際病院」に妊婦健診に行っていました。

また、心配事があった時には、日本人の女性医師が常駐している「ファミリーメディカルプラクティス」に相談にも行きました。

言葉の壁

ベトナムでの妊婦健診で困るのが、言葉の壁です。

元々英語やベトナム語が堪能であれば問題ありませんが、専門用語も多いので、

  • 日本語通訳さんの常駐している病院を選ぶ
  • 日系の医療通訳派遣会社「Well Be」を利用する

のがいいでしょう。

費用問題

海外で妊娠が分かった段階で、ご自身の加入している医療保険の内容や、日本での住民票の状態など、事前に確認されると良いと思います。

というのも、海外での妊婦健診や出産には多くの費用がかかります。

事前に確認しておきたいのはこちら↓。

  • 海外で加入している医療保険が妊娠・出産時に保険対象か
  • 夫扶養の駐在妻の場合、妊婦健診や出産費用の補助が夫の会社から出るか(補助がある場合、里帰り出産を選択しても海外で受けた分の妊婦健診の補填をしてもらえるか)
  • 海外で受けた妊婦健診の費用が、里帰り先の自治体で助成対象かどうか(日本の自治体に住民票を残したまま帯同中の妊婦さんが里帰り出産で戻る場合、稀ではありますが、里帰り先の自治体で海外健診分が助成対象となる場合があるようです。例:大阪高槻市/参考URLhttps://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/waiwai/3429.html

ベトナムで母子手帳はもらえたか?

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結論から言うと、筆者はらえませんでした

調べてみると、数年前までは日本大使館でもらえていたみたいなのですが、新型コロナウイルス蔓延後、デジタル化が進み、PDFで各自ダウンロードするように変更になったみたいです。

詳しくはこちら→在ベトナム日本国大使館/母子手帳について

ちなみに、筆者はベトナムで妊婦健診を受けている間、PDFダウンロードした英語版母子手帳用紙にメモをしたりしてみました。

印刷屋さんに持っていくと製本もできると思いますので、海外で出産までされる方は、必要ならダウンロードしておくと便利かもしれません!

※持っているからと言って、ベトナムの産院で何かを書き込んでくれるということはありません。

PDFダウンロードした英語版母子手帳
PDFダウンロードした英語版母子手帳

日本帰国前に確認したこと・揃えておいた書類など

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里帰り出産をするために帰国後行いたい手続き等は、ざっくりと3つ。

  • 住民票を入れる
  • 母子手帳の交付
  • 出産する日本の産院への初診

それに伴って必要だった書類はこちら↓。

里帰り出産のために帰国後行いたい手続き等必要と言われたもの
住民票を入れる戸籍謄本、附票、入国スタンプの押されたパスポート、マイナンバーカード
母子手帳の交付妊娠届出書、妊婦連絡票
出産する日本の産院への初診紹介状・検査データ(手書き不可)・母子手帳・保険証・マイナンバーカード

これらの書類、実はベトナムに住んでいると準備できなかったものもありました

帰国後に上記3つをスムーズに行うためにベトナムにいるうちに確認した事、準備した書類(手に入らない場合に代用可能だった書類)を以下にまとめていきます。

◆日本の産院予約

里帰り出産を決めてから、早い段階で出産する産院を探しました。

筆者が出産した産院では、「妊娠12週の妊婦健診が終わったらなるべく早く仮予約の連絡をください」という指定があったため、妊娠12週の時点で仮予約を完了させています。

仮予約は、電話のみで対応してもらえる産院でした。

ちなみに、里帰り先から一番近い産院は、個人医院ということもあり、海外からの里帰り出産は受け付けてもらえず。。田舎であればあるほど、産院探しは難航しそうです。

◆里帰り先産院受診のため「紹介状」「検査データ」の準備

筆者が里帰り出産した産院では、初診時に以下の書類を持ってくるように言われていました。

  • 紹介状
  • 海外で血液検査などをした場合、その検査データ(手書きは不可)

「紹介状」について

ベトナムで受診していた産院に確認したところ「発行していないし、特別に作成もしていない」とはっきり言われてしまいました💦その代わり、ベトナムでは毎回メディカルレポート(英語・ベトナム語併記)という書類を発行してもらえる為、その書類を使ってくださいとのこと。日本の産院に許可をとり、特別にメディカルレポートで対応してもらうことになりました。

「検査データ」について

特に書式の指定はなく、英語表記があればOKとのことでした。そのため、ベトナムの産院でもらえる採血や検尿の検査データ(英語・ベトナム語併記)の書類をそのまま持っていきました。

◆飛行機に乗るための「診断書」の準備

利用する航空会社の定める搭乗週数に該当する場合には、医師の「診断書」が必要となります。

筆者は妊娠7ヶ月の時にANAを利用して日本に帰国したため診断書は不要でしたが、ベトナムの産院の先生が念の為ということで発行してくれました。

実際には使わなかったのですが、心配であればもらっておくことをおすすめします。

◆住民票を入れるための「戸籍謄本」「戸籍抄本」「戸籍附票」

戸籍謄本・抄本・附票については、「本籍地と里帰り先住所が違う」+「海外転出届を出しており、里帰り出産にあたり里帰り先自治体に住民票を一時的に移す」という場合に必要になります。

筆者の場合、里帰り先は妻(筆者)の実家・本籍は夫の実家となっており、上記に該当。

里帰り先の自治体に電話連絡して確認をしたところ、「戸籍謄本」「附票」が必要でした。そのため、夫のご両親にお願いし書類を準備してもらい、日本への帰国のタイミングに合わせて郵送してもらいました。

自治体によって必要書類が違うようですので、事前に確認しておくと良さそうです。

◆住民票を入れるための「入国スタンプありパスポート」「マイナンバーカード」

海外→里帰り先へ住民票を入れるにあたり、自治体から持ってきて欲しいと言われたのが、

  • 帰国時に入国スタンプを押してもらったパスポート
  • マイナンバーカード

です。

その為、日本帰国時に空港で忘れず入国スタンプを押してもらうようにしました。

母子手帳発行のため「出産予定日がわかる書類」

筆者の里帰り先自治体では、母子手帳発行のために「妊娠届出書」「妊婦連絡票」という書類が必要でした。日本の産院では、妊娠が分かると発行される書類らしいのですが、ベトナムではこのような書類発行されません

事前に里帰り先の保健センターに確認したところ、「出産予定日がわかる書類」があれば大丈夫とのことで、ベトナムの産院の妊婦健診で毎回発行されるメディカルレポートで対応してもらいました。

終わりに

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海外(ベトナム)→日本へ里帰り出産にあたり、

筆者が実際に感じた疑問・準備したことを中心にまとめてみました。

同じく海外から里帰り出産をされる方へ、この記事の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。

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