ホーチミン3区にある、ロースタリーカフェ「The Hummingbird Cafe & Roastery(ザハミングバードカフェ&ロースタリー)」をご紹介します。
平日はノマドワークに最適。とっても静かで、雰囲気の良い隠れ家カフェです。
ホーチミンの観光名所「タンディン教会(ピンクの教会)」からも近く、観光客にもおすすめです。
「The Hummingbird Cafe & Roastery」って?
コーヒーへのこだわり
「The Hummingbird Cafe(ザハミングバードカフェ)」は、
スペシャルティーコーヒーに情熱を注ぐコーヒー愛好家3人(オーナーさん)の夢で、2018年に造られたカフェです。
オーナーさんが情熱を燃やす「スペシャルティーコーヒー」とは?
国によって定義は違うのですが、
分かりやすく「日本スペシャルティーコーヒー協会(SCAJ)」の定義を一部抜粋させていただくと、
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
引用:日本スペシャルティーコーヒー協会(SCAJ)(スペシャルティーコーヒーの定義)より
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。
話が外れましたが、
そんなコーヒーに情熱を注ぐオーナーさんが経営しているので、カフェの中にはロースタリー(焙煎所)が併設されています。
そしてコーヒーは、カフェ厳選の数種類の豆からチョイスして淹れてもらえます。
一度みたら忘れないロゴ
お店のロゴはハチドリのモチーフ。
ハチドリの唯一後ろ向きに飛ぶことのできる性質が、コーヒーの歴史(日々飲まれ消費するものというだけでなく、コーヒー愛好家達によって、原点に遡りコーヒーの起源・種類・加工法まで研究されている)を表現しピッタリだということで選ばれたようです。
カフェの建物
カフェの入っている建物は、1950年代の古いビラ(別荘)を利用しています。
建物のヴィンテージ感をうまく活かした空間はノスタルジック。
また、静かな行き止まりのヘム(路地)の中にあり、隠れ家のような雰囲気です。
この記事の中盤「お店の様子」で写真つきでご紹介しています。
行き方
ホーチミン観光名所の1つ「タンディン教会(ピンクの教会)」からは歩いて約5分程。
「タンディン教会」入口から出て右へ、「Le Van Tam Park(レバンタム公園)」方面に向かって約1分程真っすぐ進むと、「Vo Thi Sau」通りという大きな通りと交わる十字路にぶつかります。
角にあるハイランズコーヒーが目印。
その十字路を右に曲がり(信号を渡ってから右に曲がってください)「Vo Thi Sau」通りに入ります。
そのまま「Vo Thi Sau」通りを直進。
左手に現れる1本目の細い通り、2本目の大通りを超え…
3本目の通り(行き止まりの路地)へ左折して入っていくと、右手側にお店の看板を見つけることができます。
お店の様子
入口
カフェは門で囲まれています。
1950年代の別荘だった建物をカフェにしているので、アンティークで隠れ家のような感じ。
門をくぐり、こちらのガラス扉から店内へ。
店内
古い建物のヴィンテージ感をそのまま活かしているため、床や壁は年季の入った状態で残されています。
床はカウンター手前と奥で模様が違い、とってもかわいい。
レジ横には、コーヒー豆やグッズの販売もあります。
カフェスペースは、「カウンターの席」「6人がけの長テーブル席」「2人掛けや3人掛けのテーブル席」「ベンチ席」が、広めの間隔で設置されています。
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屋外
植物に囲まれた中庭にも座れるスペースがあります。
ベンチ席には屋根があるので、雨が降っても大丈夫。
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そして、ベンチ席正面には、ロースタリー。
窓ガラスの反射で見づらいですが、大きな焙煎機や、コーヒー生豆(焙煎前のコーヒー豆)を見ることもできました。
これは興味深い!実際に稼働している時に来てみたいですね。
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メニュー
コーヒーメニュー
純粋にコーヒーを楽しみたい方は、
「ESPRESSO BREW(エスプレッソブリュー)」または、「FILTER BREW(フィルターブリュー)」から選択。
エスプレッソブリュー(エスプレッソ機械で抽出する)
- エスプレッソ(hot/iced)(Blend:複数の豆を混ぜ合わせたコーヒー/Single origin :国単位ではなく、農園や生産者、品種や精製方法などの単位で分けられた銘柄のコーヒー)
- アメリカーノ(hot/iced)(Blend/Single origin )
- ピッコロ(hot/iced)(Blend/Single origin )
- カプチーノ(hot/iced)(Blend/Single origin )
- ラテ(hot/iced)(Blend/Single origin )
- カフェスアダー(コンデンスミルクが入ります)(hot/iced)(Blend/Single origin )
最後に豆の種類をメニュー左側の「BEAN SELECTION」から選びます。
フィルターブリュー(フィルターで抽出する)
- ベトナム豆
- 輸入豆
- 高級豆バリスタに確認
最後に豆の種類をメニュー左側の「BEAN SELECTION」から選びます。ベトナム産のコーヒー豆は2種類ありました。
ちなみに、コーヒーが苦手な方向けに、チョコレートドリンク、オーガニックオレンジジュースの準備もあります。
デザート感覚のドリンクメニュー
コーヒーをブレンドした、デザート感覚で飲めるドリンクも充実しています。アイスがトッピングされていたりするので、甘いものが飲みたい場合にはこちらから選択するのがいいです。
焼き菓子
ショーケースには焼き菓子が並んでいます。
どれも美味しそう!種類によってはアイスクリームのトッピングも付くみたいですね^^
ノマドワークに最適!空間を楽しみつつブラウニーに舌鼓
今回注文したものは、
「エスプレッソブリュー/アイスラテ」
(Single origin/豆は「Kenya Kigwandi」を選択)
85,000ドン(約519円)
「ブラウニー」
55,000ドン(約336円)
1ドン=0.0061円で計算(2023.10.20時点)
ラテに選んだ豆は、Kenya Kigwandi(ケニア・キグワンディ農園)のコーヒー豆。
ラテとしてミルクとブレンドしていても焙煎のほろ苦な香りを感じることができます。飲んでみると少し酸味があり、後味はすっきりフルーティー。
(ドリンクのコースターには、お店のロゴのハチドリ。かわいい^^)
ブラウニーは、表面はサクっとしており、中はしっとり。ナッツの食感のアクセントもよく、程よい甘さ加減でとってもおいしいです。焼き菓子のクオリティーも高めです。
コーヒーの香りが漂う居心地の良い空間。
BGMは落ち着いた音楽が多め。
平日は混雑せずとっても静かで穏やかな空気が漂っていました。ほとんどのお客さんが、パソコンや読書。ノマドワークに最適な環境。
私もネットサーフィンしながら、ゆっくり、たまにぼーっと過ごさせていただきました^^
まとめ
ホーチミン3区にあるロースタリーカフェ「The Hummingbird Cafe & Roastery(ザハミングバードカフェ&ロースタリー)」をご紹介しました。
平日は、穏やかな空気流れる、静かな隠れ家的カフェ。
この環境、ノマドワークに最適です。
パソコンや本を持ち込んで静かに集中したい方に特におすすめ。
美味しいコーヒーと焼き菓子をお供に。
店舗情報
店名 | The Hummingbird Café & Roastery |
所在地 | 103BIS Đ. Võ Thị Sáu, Phường 6, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh, ベトナム |
営業時間(月~日) | 08:00〜21:00 |
URL | https://thehummingbirdsaigon.com/ |
※営業時間や値段など、時期により変わる可能性がございます。お店の最新情報の確認をお願いします。